
先日サロンで感じたこと
先日、自宅近くのリラクゼーションサロンに行ってきました。
60分の施術中、会話はほとんどなく、施術前の「どこが疲れていますか?」といった声かけもありませんでした。
施術が始まるとすぐにうつ伏せになり、施術後もセラピストさんの顔も名前も思い出せないほど。
「このセラピストさん、私を施術しながらどんなことを考えていたんだろう?」
そんな風に考えると、少し切ない気持ちになりました。
淡々と作業のように進められた施術では、また行きたい気持ちにはなれませんでした。
コミュニケーションの本当の意味
施術中のコミュニケーションって、何のためにするのでしょう?
「営業のため」「次回予約を取るため」…そんな風に考えていませんか?
でも、私が大切にしているのは「目の前のお客様への興味と関心」です。
- どうしてこの方はここに来てくださったのかな?
- どんなことで悩んでいるのかな?
- 私にできることは何だろう?
そんな気持ちがあれば、自然な会話が生まれます。
たとえば…
- 「どこがお疲れですか?」
- 「どんな時に辛さを感じますか?」
- 「この辺りも硬くなっていますね」
- 「ここをほぐすともっとラクになりますよ」
- 「続けることで、体も変わってきますよ」
こんなやりとりだけでも、施術がもっと心地よいものに感じられるはずです。

お客様が「また来たい」と思う理由
お客様は、高いお金を払って「ハズレ」を引きたくないものです。
一度「この人なら安心」と思えるセラピストに出会えれば、自然とリピートしたくなります。
- 自分のことをちゃんと見てくれている
- 自分に合った施術をしてくれた
そんな信頼感が、「またお願いしたい」という気持ちを引き出します。

大切なのは「興味」と「関心」
「どうして辛いのか」「どんな時に一番辛いのか」
こうした話を聞かせてもらうことで、お客様一人ひとりに寄り添ったケアができます。
その中で「どんなケアが必要か」というヒントも見つけられるはずです。
技術だけでなく、心を通わせるコミュニケーションが大切です。
思いやりを持ったやりとりを心がけることで、お客様の心に残るセラピストになれると思います。
最後に
ぜひ、施術中の会話を「営業トーク」ではなく、「お客様への思いやり」として取り入れてみてくださいね。
それだけで、施術の時間がもっとあたたかいものになるはずです。